2023/05/28 (更新日: 2023/06/11)

【放置しないで！】自宅を相続放棄するという選択肢について解説

こんにちは～わびさんです

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突然親が亡くなって相続の事で悩んでいます。「両親が突然亡くなり、空き家の実家を相続することになりましたが、すでに他に家を持っている私には空き家の管理なんて到底できません。この場合、実家の相続を放棄した方がよろしいのでしょうか……」このようなお悩みが出てきました。

今回は、このようなお悩みを解決するためのお手伝いをします。

本記事の動画解説

自宅を相続放棄するという選択肢について解説

こちらのテーマでは、自宅を相続放棄することのデメリットや相続放棄するべき判断基準について取り上げます。
相続放棄することによって、相続人は自宅の相続財産に関する権利や相続にかかる義務を放棄することができるのでぜひご覧ください。

自宅の相続放棄をしないデメリットとは

こちらのパートでは、自宅の相続放棄をしなかった場合、相続税の負担や維持管理費用の発生、複数の相続人でのトラブルなどが発生してしまう場合もありますので、ここでは相続放棄におけるデメリットの理由について解説していきます。

自宅の相続放棄をしないデメリット3選

相続税は、相続人が負担することになる
維持管理費用を相続人が負担する必要がある
複数の相続人がいる場合、相続人間でトラブルが発生する可能性がある

上記の内容をまとめると、自宅の相続放棄をしない場合のデメリットは、相続財産として相続人が承継することです。つまり、相続負担や税金の問題が発生する可能性があるということです。また、相続人との不和や財産の不均等分配などのトラブルも起こり得ます。

重要なことは、家庭裁判所に申請する期限や、相続財産に含まれる税金の状況など、具体的な手続きを詳しく調べ、相続人の確定も十分に行うことです。自宅を含む相続財産に個人的な感情や思い入れがある場合、相続放棄によって失う可能性があります。

ここまで読んだあなたが行うべき行動は、相続放棄をする場合でも、相続人間の関係が悪化する可能性があるため、冷静に対応して相手の気持ちに配慮しましょう。また、相続財産が複雑である場合は、家族負担などの相続対策を検討することも重要です。

自宅を相続放棄する判断基準

こちらのパートでは、自宅の相続放棄を検討する際の基準を3つにわけて解説していきます。

自宅を相続放棄するべき？３つの判断基準

相続財産の価値が相続人にとって負担になる場合がある
相続人が相続財産の自宅を維持するために負担すべき費用が高額になる場合がある
相続人にとって相続財産の自宅を維持することが難しい場合がある

上記の内容をまとめると自宅を相続放棄する判断基準は、相続税の負担が重い、自宅の老朽化や修繕費用が高額、相続人間の協議が難しくトラブルのリスクが高いという3点です。相続放棄の決定は自分自身だけでなく、家族や相続人にも大きな影響を与えます。

重要なことは、相続財産の総額や自宅の価値と維持費など、複数の要因を総合的に判断することです。相続人とコミュニケーションを十分に行い、合意を得ることが重要です。相続放棄は一定のリスクが伴うため、自宅の評価額や維持費などを正確に把握しましょう。

ここまで読んだあなたが行うべき行動は、その他の相続人と協議し、同意を得ることです。相続放棄の意思を伝え、相続放棄申立書を作成し、提出後に、相続税の申告書や固定資産税の申告書などの手続きを行います。ちなみに相続放棄は、取り消し不可です。

ここまでいかがだったでしょうか？自宅の相続放棄に悩んでいる場合、専門家に相談したり、相続人と協議したり、自宅の評価額を調べたりすることが大切です。相続放棄を決めた場合は、相続財産の処分も考慮するため、スムーズな相続手続きを進めましょう。